昨夜遅く、タイで試合した優吏から電話連絡が。
パンチで…、3Rパンチで倒しました!とのことだった。

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写真左はPtomさんです。右の快斗も先の試合でKO勝ちしている。 





試合内容は、セコンドについてくれたPtomさんのコメントを拝借。

「本場タイで格上相手に第2R 2回のダウンを挽回し、
掛け率5-1から10-1をひっくり返す第3Rの大逆転KO勝利を収めたのは、大きな自信に繋がったことでしょう。

私もコーナーマンとしてリングサイドで彼の手伝いをしておりましたが、
第2R後半近くにいつもの悪い癖が出てダウンを2回続けて取られた時は、「ああ、こりゃ負けたな」と正直思いました。

しかし、今回の優吏君は第2R終了後のインターバルで回復をすると、
第3Rのゴングが鳴ると直ぐに相手を倒すべく前に出て行きました。

この必死の気持ちが逆転KO勝利になったし、
今回のタイ遠征で得た一番の収穫ではなかろうかと存じます。

もしあの時、前に出ないで下がっていたならば、諦めていたならば、
優吏君は勝利と自身の成長を手に入れることは出来なかったのは明白です。

今、優吏君は強い気持ちとは別にもう一つの新しい武器を手に入れつつあります。

9月13日のタイトル戦が近い様なのでそれが何かは伏せておきますが、
皆様方のご期待に添う為に彼が頑張っているのをご報告させていただきました。」


タイはご存知の通り、選手に賭けることで試合が成り立っています。
観客もジャッジと同じくらいにムエタイを知ってるし、選手の状態も知っている。


その掛け率が大きく開いた次のラウンドでKOで倒してのけたのです。 
これはあっぱれと言っていい。

しかし、ずっと優吏を見ている私からいうと、 
このような状況は少なからずあった。

過去、K-SPIRITで闘った、はまっこムエタイジム所属の矢島選手の時…。
ダウンを取られて、がむしゃらに前に出た。結局、KO負けとなったが。

前に出る気持ちはあったが、倒す技があの時はなかった。
が、いまはある!それが大きなタイ修行の成果だと思う。

本人やセコンドについたPtomさんがいう、「ターニングポイント」。
良い方向に向かっていると信じている。