格闘技界が混沌としてきた…。

K-1という求心力が衰え始めた今、選手はあちこちの試合に己の価値観を見いだし始めている。

K-1の顔だったブアカーオはSBに、K-1軽量級を引っ張るはずだった日本軽量級最速男・山本真弘はオランダの巨大興行へ、それぞれ参戦が決まった。

そして、ライズなどK-1ルールが主流だった立ち技格闘技界にも、レベルスやWBCムエタイ、M-1といったムエタイルールを尊重した大会が力をつけてきた。

では、この混沌とした大海に飲まれないようにするには、どうすればいいのか・・・?

まず、本当に自分はなにをやりたいのかを決めることが必要。

ムエタイ指向の選手でもK-1が大きかった頃は、パンチとロー主体のK-1ルールの試合に出ざるを得なかった。

しかし、今は違うと思う。

自分のやりたいこと、特色を生かして、悔いのない格闘技人生を全うするには、どこに進むべきかを再検討しないといけない、と思い始めた今朝である。